2019.10.10 Thursday
53番のCMと映像と音について
和音(コード/ポリフォニー)のハーモニーが出せない単音(モノフォニー)の
ミニ鍵盤で不自由ながら、使用頻度はかなり高い。プリセットされた音色の数
も劇的に少ないながら、其々の音色の太さと個性がズバ抜けているのも特徴的
かも。ちなみにファンタジーというネーミングの音色もあり(笑)見ての通り
鍵盤も少ないが、低/中/高のオクターブ上下できるので、同じフレーズであれ
3通りの高低さで出せる。と、ここまで聞くと便利と思いません?(笑)勿論
このサイズ感ではライブで演奏となるとなかなか困難極まりないのも事実です。
なので、多重録音するにはうってつけではあるかと思いますがコードのバッキ
ングはポリフォニー対応で(笑)
自称メカ音痴の私ですが、牛歩ながらサウンドを少しずつですが更新しており
ます。先日のリリースパーティーでもその成果を披露させて頂きました(笑)
私の手癖というか、着地しそうでしない斜めに半音進行は健在(もしくは加速)
させながらも、ひとりアンサンブルの立体感が増したのには恐らくアナログの
シンセドラムによる効果かもしれません。カシオ本来の音色をベースにシンセ
のツマミをミリ単位で「ここだ!」というポイント、鉱脈を探り当てるかのよ
うに合わせ、1トラックずつ色々な冒険を繰り出しました。器用ではないので
機材を増やす方向にはいきません。アナログの良さ(不便さ)だと思いますが
まだまだ開拓できる余地が無限だと思います。
喫茶イノの2階に工房を構えるJMT SYNTHのKD-2とカシオのVL-1を使った
53番(次回3rdアルバムに入るのでタイトルはまだついてません笑)のcm
風のものを作りました。アメリカのショップチャンネル的な絵ですよね(笑)
上の宣伝cmにハマって、25秒ぐらいの曲紹介を作ろうと思ってます。
どういう風に作ろうか思案してるんですが、こんな映像と出会いました。
曲はテリー・ライリーでマンダラのようなジャケットのだと思うんです
が(違ってたらスミマセン笑)映像によって曲の印象がガラリ変わって
かなり衝撃を受けました。
なんだかアナログコンピューター時代の「この質感」もかなりツボです。